ペンは剣よりも強し、とは言いますが、まさにそれを体現する映画。
素直な感情が発露した文章は、なににも比肩しない、他人の人生をその文章に依存させるほどのパワーを持つことを示してくれます。
登場人物のめいめいに愚かな部分があり、その愚かな部分が、反転して人を幸せにすることもありますし、認めることで強固な絆を築くことができるというメッセージは
心強い部分があると言えるでしょう。
ストーリーとしては、一見単調に思えるのですが、飽きさせないパワーを持っています(主人公が歩けるかどうかひとつでドキドキできるので)。
ただ、ラストが個人的には気に入らないというか、
ちょっと笑ってしまうくらいのオチなので、そこにモヤモヤする部分はあるんですが。
