これは難しい。自分にはこの映画を的確に評価する語彙力も知識も教養もない。
『白鯨』も読んだ事ない。
ただラストシーンでは強烈に鳥肌が立った。しかもかなり長い間。そういえばブラックスワンでも同じように鳥肌が立ったな…
この監督はラストシーンでどんどん上がっていって昇天して終わるのが好きなのかな。
結局人間なんてのは自分勝手でしかもそれを無理矢理正当化しないと生きていけない愚かな生き物だという事なのか。明らかにおかしな娘をどこまでも肯定するチャーリー。あれは自分を肯定したいだけなんだろうな。自分は正しいと信じたいだけなんだろう。明らかに間違っているのに。
宗教に関しては自分は全ての宗教を全否定している人間なので1ミクロンも理解はできないしあの青年が真正のバカに見えてしまう。宗教なんてのは逃げ以外の何物でもないし人間が作り出した最も愚かで罪深いものだと思っている。救いなんてなくて当たり前。この世は無常。それを人が作り出した神とやらが助けてくれるなんて都合が良すぎるぜ。
結局この映画を一度見ただけではよくわかってないしもしかしたら深いようで別にそこまで深くないのかもしれない。
ただブレンダンフレイザーはじめ役者陣の演技がとてつもなく良かった。演技が下手くそな役者なら超駄作になっていたかもしれない。
