このレビューはネタバレを含みます
受け止めきれないうちは観ない方が良かったかも。また時間をあけてもう一度観たい。
「白鯨」のエッセイを中心にまとまった美しい映画ではあったが、皆不幸だと思った。
自分の人生を捧げてチャーリーを介護したのに結局血の繋がった娘を優先され最期には立ち会えないリズがとても可哀想。
緩やかに死に向かうことでリズやエリーを苦しませているのにそれでも病院に行かないチャーリー。一度は家庭を持ったのにそれを捨てた事実は変わらない。だが、正直になりたくてもなれない苦しいことがいっぱいあったのだろう、最期くらい救われたかったのだろう、と憎めないところがあり苦しかった。
演技が素晴らしかった。