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ハッチング―孵化―のkaitomoのレビュー・感想・評価

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)
3.5
絵にかいたような幸せ家族でいることに並々ならぬ執着を見せる母は、邪魔者(鳥)を躊躇なく殺す。
ティンヤはそんな母から体操選手としての期待を受け、窮屈な毎日。
ある日拾った卵からは、鳥が産まれるのか、モンスターなのか、エイリアンなのか…。
と、ストーリーラインは割とありふれているが、たまに衝撃的な場面がねじ込まれる。特にゲロの下りは、ヤバイ。高い怪鳥音も不快感を煽る。だが、起きる出来事自体はホラーとしては、もう一歩足りない。
映像がやたら明るく美しかったり、独特の雰囲気で引き込まれはするが、終わり良くない。そこからどうなったのかはもう少し描いて欲しかったな。
マリグナント的な話かと思いきや、シナリオはそこまですっきりするようなものでもなく、後味も弱かった。
ポスターも凄く良くて見たくなったし、見ている間は「傑作かも?」と思わせるだけの雰囲気はあるのだが。
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