1カットごとがあり得ないほど美しいため、静かに蔓延する不安感の映画かと勝手に思っていたら、想像以上にスポ根フィジカルな場面が多かった。
森で見つけた卵を持ち帰り温める主人公の少女ティンヤ。幸福そうに見える家庭は水面下では崩壊している。そんななか卵が孵化すると生まれてきたのは……
といった話だが、画面と少女の美しさと北欧家具のセンスの良さだけでも観ていて楽しめる。フィンランド語?も聴いていて可愛らしい。
もちろん話もしっかりと構成されていて、どことなく漂うB級くささも好き。
画が綺麗なホラーは観ていて楽しいなあ。