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ハッチング―孵化―のりのネタバレレビュー・内容・結末

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

自我の目覚め(反抗期)と、毒家族や虐待の連鎖をクリーチャーの姿を借りて表現している映画なのかなと思いました。
ママの脚にもそっくりの傷跡がありましたが、もしかして…?

画はきれいながら精神的にしんどいシーンが多かったですね。
ガールズトークぶちかまされた主人公ちゃんの泣き笑い顔は特にキツかったです。
恋してるみたい じゃねーよ。
女子同士の秘密ね じゃねーよ。
私自身も女だからなのか?このへんはマジで胃が痛くなりました。無理すぎ。

SNS映えや恋愛しか頭にないママの印象がどうしても強いですが、置物状態のパパや一見良い人ぽい浮気相手など、大人が軒並みアレなのが更に救いがないですね。
小さな弟くんのことクソガキなんて言えないですよ。彼も被害者ですから。

現実はホラー映画よりエグいことを改めて気付かせてくれるホラー映画でした。
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