北欧ホラーの系譜を受け継いできた作品だなという印象を受けました。
そして、主人公の女の子の凄み。
1200人のオーディションで選ばれたということで見応え抜群でございます。
中身はむちゃくちゃ丁寧に作っている部分とここは雑なんですねみたいなところが結構はっきりしていたのでそういう意味ではすごく揺さぶられました。
もっと家族の内側を描いていくのかなと思ったら、母親と娘が物語の基軸であとは添える程度でした。
少女の感情と孵化は連動し、憎悪などの負の感情を背負ったもう一人の自分、とも言えるモンスターを生み出す。
そこから手に負えなくなっていく様相。
たくさんのメタファーが用意されていて、あれってこういう意味なのかなと考えるのも楽しかったです。
いろんな種類の怖さを内包している作品だと思います。
一番やばいのは誰でしょうかね。
本作でのお気に入りのセリフ
「あなたぐらい私を幸せにしてくれると思った」