カタヤマ

ハッチング―孵化―のカタヤマのレビュー・感想・評価

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)
3.8
23-064

フィンランド産思春期人格乖離ダークファンタジー。
自己中母親から受ける負の感情を吸い取り巨大になった卵から生まれたティンヤの裏の顔、鳥人間アッリ。
吐き出されたストレスを食べて成長し、抑制できなくなったブラックティンヤはいずれ表となり…というのがグロく描かれていて非常に面白い。
最初はなかなか読み取りにくかった描写もラストで一気に回収。
バッサリ切られた後の物語が気になって(笑)
不倫相手がまともな奴だとか、見て見ぬふりの親父に、母親に邪険にされる親父似のちょっと嫌な弟など気持ち悪さが一杯
冒頭の嘘くさい幸せな家族の映像の対比が効いてます。
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