若大将オーウェン

友情にSOSの若大将オーウェンのレビュー・感想・評価

友情にSOS(2022年製作の映画)
3.5
邦題はあれだけど、BLM以後の映画をドタバタコメディで描いた意欲作で何度も声出して笑った

家に戻ったら白人の若い女性が倒れてて、警察を呼ぼうとするけど黒人だから咄嗟に呼ぶこともできないという

クライマックスは主人公2人の黒人が腹割って話すという感じで、中盤にも2人がひたすら言い合いで喧嘩するみたいな展開と時間だったので、ここはもうちょっと何かなかったのかなとは思いました

ただラストはやはり現実はコメディで終わらせられないという黒人問題の根深さを感じる終わり方で良い終わり方というと語弊があるけど、後味の悪さが良い

根深さというか今起きてる問題なんですけどね。まさに「緊急事態」という状態

白人にとってはちょっとハメを外した一夜の馬鹿騒ぎでしかなかったんだけど、黒人のしかも助ける側だった人間には一生のトラウマになる

あと「ぼくとアール〜」のRJ・サイラーが出てたのは嬉しかったけど、主人公の親友役ばっかやってる気がする笑