恋人の親と会う、結婚を前提に紹介される、そんなよくある話に人種問題を絡めた本作。
『ミート・ザ・ペアレント』の人種問題版ですね(古くはシドニー・ポワチエ主演の『招かれざる客』なんて作品があったな、と)。ウディ・アレンも似たようなシチュエーションをうんざりするほど繰り返しているけど、基本ユダヤ系ネタで、外国人はあってもアフリカ系はなかったかと。
アフリカ系アメリカ人女性の父親、ゴリゴリのムスリムを演じるエディ・マーフィーがさすがの貫禄です。それに若い!一方、恋人のユダヤ人男性の父親役、デヴィッド・ドゥカブニーはなんか凄く精彩を欠いている。もうちょっと見せ場があっても良いんじゃなかろうか、と気の毒になるほど。
人種問題といっても、お約束ギャグを含めて、気軽に楽しめるコメディです。