演技は二の次で容姿重視の配役システムを打ち破った先駆者マリオン・ドハティを中心に、キャスティングがいかに重要な仕事か再認識するドキュメンタリー。
2012年製作なので、映画業界の価値観が激変した今観ると居心地悪い面も。
とはいえ自ら劇場などで役者の個性を見極め数え切れないスターを発掘した彼女は本当に凄いし、錚々たる顔触れの監督や俳優が感謝を述べるのも頷ける。
クレジットもまともにされなかったり、スタントと同じく裏方扱いでアカデミー賞の部門もいまだ無いのは納得いかない…どちらも正当に評価されるべき。