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カリガリ博士のhummingbirdのレビュー・感想・評価

カリガリ博士(1920年製作の映画)
5.0
ある町に夢遊病患者の予言を見世物にする男が現れ、同時連続殺人が起きる。

これはすごい作品。まず、全てセットでできてるけど、曲がったドアの家といった、アバンギャルドで芸術的なもの。

このセットは演劇で使うような、間口が空いたものだけど、作品中では常に奥行き(すごく遠い)が使われていて、演劇っぽくは見えない。演技は演技的。

長回しが使われていて(間に字幕が入ることも)、1人が通り過ぎて、やや遅れてそれを追いかけるもう1人が現れるといったシーンがある。

ロングショットと中間のショット、アップに当たるものがあって、アップは映像に黒い枠をつけてある。映像の中に字幕が出てくる場面も。

内容はサスペンス&ホラーで、最初のホラー映画と言われているらしい。Wikiによると脚本をフリッツ・ラングがリライトしたとあるが、裏は取れなかった。
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