カリガリ博士の作品情報・感想・評価

「カリガリ博士」に投稿された感想・評価

tukino

tukinoの感想・評価

4.0
シュルレアリスム絵画の様な歪んだ描き割りの美術セットは白黒映像と相まって逆にこの手作り感が100年前の映画とは到底思えなく、ドイツ表現主義映画の傑作と言わしめる程の抜群の雰囲気を醸し出している。
今作にはティム・バートン監督も相当な影響を受けており、またデ・パルマ監督『ファントム・オブ・パラダイス』でもチェザーレの登場シーンを意識した場面やドイツ表現主義を取り入れたシーンが登場する。
今作に流れる音楽はポップだったり穏やかだったりJazzyだったりと様々な表情を見せてくれる。チェザーレの病的な雰囲気も魅力的だし何よりカリガリ博士の表情がとにかく怖い!子供の時分に観ていたら確実にトラウマになるであろう恐ろしさだった。
【独創的シュルレアリスム的な背景】
表現主義派ドイツのホラー映画。夢遊病者を操って殺人を繰り返すカリガリ博士の物語。白黒のコントラストが激しく、人間の顔も電球のように白く光っていて目も鼻も口もぼやけてしまっている。でもこれが暗闇に浮かぶ人魂のようで、人間のようで人間じゃない。まるで夢遊病者の夢の中にいるみたい。
冒頭で淀川さんがおっしゃっていたように(淀川長治総監終盤を鑑賞)、背景がシュルレアリスム的な建物や森で独創的。これぞ表現主義ドイツと言うわけか。キリコ、ダリ、マグリットらの絵画の中で綴られるような精神異常者のホラー作品だった。
ゆう

ゆうの感想・評価

3.0
大好きな曲、レインボーのキャント・レット・ユー・ゴーのPVの元ネタ作品
映像が独特でインパクトと怖さもあります。
えり

えりの感想・評価

3.3
怖いというより気色悪い…

シャッターアイランド思い出しちゃったじゃん、
shihono

shihonoの感想・評価

2.1

このレビューはネタバレを含みます

無声映画だったけど面白かった。
モノクロだから、表情とかがわかりにくく、よりホラー感があった。
結局、カリガリ博士の思惑通りになってしまうのが残念。
最後はハッピーエンドで終わって欲しかったな。
イシ

イシの感想・評価

3.7
以前授業でちょっとみせられて、教科書に載ってる単なるお勉強映画かいなと思ってたんだけど、ちゃんと借りてみてみたら意外と面白くて、博士らのキャラとか、夢遊病者の夢遊病者感がなんともいえずコワ可愛かった。
セットも全然かっこいいし楽し☆ コクトーには負けるけどなふふふ☆☆
当たり前だけんど自分で見てみんと本だけじゃわからんな~。
町のカーニバルを訪れた青年が、夢遊病者を見世物にしている博士の暗躍と突如発生した連続殺人事件の関連性を探っていく。ドイツ表現主義の代表格として現在のクリエイターたちから崇められている、サイレント時代のホラー映画。

ドラマ部分は、私がもっとも好んでいる「脳の不思議」の物語。主人公の青年が被害妄想と誇大妄想、強迫観念に苛まれていく様子が、歪に捻じ曲がっているサイケデリック・アートの中で、グルグルと繰り広げられる。

無意識下のうちに行動をコントロールされてしまう夢遊病者の視点、自分の可能性を試そうとする学者脳の視点など、各登場人物の立ち位置がしっかりとしているため、絶対的な悪人が登場しない。愛すべきキャラばかりなのが面白い。

本作は「点」で観るのではなく、長い文脈(映画史)の「線」で観るべき作品。ナチス党が台頭する以前の、列記としたドイツ美術と革新性を堪能することができる。
Haruki

Harukiの感想・評価

4.6
美術や映像表現が美しく、音楽も美しい。しかしなぜか全体に不気味な雰囲気が漂う作品。
どんでん返しの結末も全然古くない。

ほぼ100年前の映画とは思えない斬新なストーリーと、現代にもつながる複雑な話法。

初サイレント(「アーティスト」を除いて)だが、衝撃的な体験だった。
にわか

にわかの感想・評価

5.0
とあるドイツのデザイナーさんが好きで、そこからドイツのデザインはカッコイイものが多いと知り、そんな国の映画ってどんななんだろうと思って借りてきました。
他レビューサイトなどでホラー映画の原点、みたいなのをよく見かけたので、なるほど、と思いながらスタート。

最後まで通して見た結果、映画中の異質なセットの理由がわかり、そしてストーリー展開に少し驚きました。
ただ、今の映画慣れしている僕にとってはそれらは新鮮ではなく、とは言え最後まで楽しんで見る事が出来たので、完成度が高い映画なんだと思います。
昔メトロポリスを見た時は、非常に眠かったのもあって寝ちゃったので…(また見なきゃ)。

役者さんも、何をしているのかわかりやすくて良かったです。

あと、よく言われる背景美術に関して。
これが気になって借りたのもあるんですが、いかんせん勉強不足でした。
もっとこの時代のドイツがどうだったのかと、その美術史について勉強して、改めて見る事が出来ればと思います。

映画として普通に面白く、ドイツを知る際にもその興味の入口となってくれそうな映画です。
なるほど、名作なんだなと思いました。
かつ

かつの感想・評価

3.6
ずっとディズニーランドの白雪姫のアトラクションみたいだって思ってたけど、調べたら白雪姫が逃げる森のシーンはドイツ表現主義の影響もろ受けなんだと知った
チェザーレが美しい、最後のどんでん返しも良かった
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