カリガリ博士の作品情報・感想・評価・動画配信

「カリガリ博士」に投稿された感想・評価

taka

takaの感想・評価

3.5
1時間と少しで観れる手軽な古典映画

歪んだセットと異様なまでに強調された演技とメイクは無声映画ならではの掴みどころのなさを演出し、それがこの話のオチに繋がっている。
ドイツ表現主義の代表作!まず目につくのは遠近感を狂わせるような歪んだ書割の背景。傾いた照明やひしゃげた道、台形の扉など、悪夢のような手触りの美術の数々が素晴らしい。個人的にはお役所のやたらと高い椅子に座って背中を丸めて仕事をする役人のシーンが好き。
過去に何度か観ようとしては、サイレント映画慣れしていないのもあって、途中で寝てしまっていたが、今回はするっと最後まで観られた。語りの巧妙さ、構成の面白さに舌を巻く。カリガリ博士の立ち位置をめぐる解釈も分かれそうで、色々な論考を読んでみたい。
夢遊病者チェザーレは端正な顔立ちしてるし手足長くてスタイル良い。耽美系コスプレイヤーに見えなくもない。あとキューブリックの『シャイニング』と並んで、怖がってる女の人の顔の方が怖い映画のひとつ。
生誕100年ということに驚き

ストーリー自体は夢落ちなので大したことありませんでしたが、画面の造形美が凄い。アバンギャルド!歪んだ舞台装置が美しい。歪んでいてシュルレアリスムの絵画のようだった。

サイレント映画はセリフがなく映像に集中出来るから色んな発見があって面白い。
これが100年前の映画。
素晴らしい。
いまでもこの舞台美術、メイク、衣装、すべてがカッコいい。
怖さ、ではなく、不安になるこの感じ。
病みつきになります。
ホラー映画の最初期の作品なので、このあとに出てくる(ヒッチコックとか)映画に想いを馳せながら観るのも◎
むた

むたの感想・評価

3.6
#6

授業にて鑑賞。
ドイツ表現主義で有名な作品。
ゆがみが特徴的でした。
ティムバートン監督もガリガリ博士に影響を受けたんだとか‥🤔
ティムバートン監督の作品を先に見てたから、ガリガリ博士をみててシザーハンズ を思い出しました。
最後のどんでん返しが面白かったデス。
無声映画も面白い!!
斜めってるねぇ

仰々しさ
人物の白と黒が印象的。メイクかな。
目がぎょろり

セットがすごい
養老天命反転地を思い出す。

もっと芸術寄りで話が理解できない映画かと観る前は勝手に思っていたけど、案外筋はわかりやすかった。

1時間だし、画が面白いから見てられるね。
だい

だいの感想・評価

1.3
映画史に残る名作!
サイレント時代の傑作サイコホラー!

と、
あちらやらこちらやら、
いろんな所で紹介されてる定番のカリガリ博士。
cali≠gari博士。

カリガリといえば若い人にはcali≠gariなんだろなぁ。
というか、
どっちも知らないのがマジョリティの可能性は大。

そんなわけで、
期待して観たんですよぉ。
めっちゃ期待して観たんですよぉ。


「うーん…」の嵐!!!!


いや、わかるのよね。
市民ケーンの時も書いたけどさ、
この時代にこれをやったことは画期的なるぞエヘン!

でもね、
観て楽しいのが映画の価値とすれば、
現代人でこれ観て、
映画史的な観点抜きで純粋に楽しいと思える人、どれだけ!?

ただまぁ、
フランシス・ベーコンとかエゴン・シーレ的なというか、
ちょっと統失的な異様な雰囲気はめっちゃ印象的では、ある。


淀川さんも解説で言ってるけど、
背景が全部書き割りなんですねー、すごいですねー。
って、いろんな解説でも特筆されてるけど、
それって、
映画じゃなく舞台でいいやつじゃね?
って思うワタシは冷めた人。


まぁ、そんなこんなで、
ワタシの如き、
これから映画をどんどん観ていくぞ!
面白い映画にぶち当たれ!
的な映画初心者には絶対にオススメしませんぬ。
俺の轍を踏むな。


でも、
DU MUSST CALIGARI WERDENの文字が浮かび上がるシーン、
あれは名場面だから、あれだけでいいから観て。
ぱた

ぱたの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

サイレントサスペンス。

私が好きだなと思った映画のレビューに、悉くこの映画の名前が出てくるので気になって鑑賞。

100年以上前の作品なんですね。こう言う古典作品を観るのは初めてだったので、映画を観ているというより、演劇を観ているような感覚に陥りました。セットの感じとか、サイレントだからこそのボディランゲージの多用とか、普段観てるものからかけ離れてるので、逆に新鮮だなと。

観た感想としては、まぁ似てなくもない、です。かといって、騒ぐほど似てるかというとそうでもない。ホラーにおいて、妄想や精神疾患はよく使われる演目だし、オチもよく使われるオチです。個人的にはそのオチに向かうための伏線やアプローチが面白さを付加するもの何じゃないのかなと思うので、骨組みだけ抜き取って同じというのは強引かなと思いました。というか、この映画が先駆けだったという単純な話だったのでは?とも思います。映画の感想としてはちょっとズレてるけどね。

60~70分でこれだけの内容を詰め込んで入るのは単純にすごいな、好きなテイストの設定だなと思う反面、これなら映画じゃなくて本でも良いなと思ったのも正直な感想でした。ジャンルとしてはホラーなんだけど、それを煽る臨場感はないからです。

色々勉強になりました。
オレ様

オレ様の感想・評価

3.3
サイレント映画でホラーとかサスペンスは難しいんだな字幕でプツプツ話途切れると一貫性がなくなっちゃう
でも歪んだセットボンボンボーンからの話ちゃんとしてるから見れちゃう〜〜〜ってのは今見ても新しさを感じるからすごい。1920年にボボボボボーン!って出てきた時にはそれはそれはもう時代の象徴というかすごかったんでしょーね。フランスで大反響だったらしーけどこんなの脅威ですよ。ドイツ表現主義がもっと発展できてたら色々変わってたんだろーな。
あ、あとこれ見て思ったこと
ホラーって超音響映画だなって。以上です失礼いたしました
ドイツ表現主義、デフォルメがもうすばらしい

『死ぬまでに観たい映画1001本』3本目
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