このレビューはネタバレを含みます
1920年に公開された作品なのに
映像がカラフルでした。
ドアが台形だし、椅子の背もたれが高かったり、家の形が歪だったり
奇妙なセットでした。
ストーリーも結構すんなり
入ってきました。
結局主人公の話は、
全てが妄想の話でした。
主人公自身が精神病院の
患者だったのです。
これも、どんでん返しでした。
なりよりもセットの作りが緻密でした。
この映画が建築でも参考になりそうなのは、芸術性とセットだと思います。
卓越した視覚的効果で撮影されていて、
セットのテント、柱、ドア、壁、煙突、屋根がすべて平衡感覚が狂っています。
床も水平でないです。
そして、白と黒のコントラストが多用され、照明も強調されています。
家具がデフォルメで、
これら全ての撮影は屋内でされており、日光によりできた影も照明を巧みに使っているそうです。
アイリスショット=カメラに絞りをつけて撮影するショット。を使っている。