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カリガリ博士のryotaのネタバレレビュー・内容・結末

カリガリ博士(1920年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

1920年に公開された作品なのに
映像がカラフルでした。

ドアが台形だし、椅子の背もたれが高かったり、家の形が歪だったり
奇妙なセットでした。

ストーリーも結構すんなり
入ってきました。

結局主人公の話は、
全てが妄想の話でした。
主人公自身が精神病院の
患者だったのです。

これも、どんでん返しでした。
なりよりもセットの作りが緻密でした。


この映画が建築でも参考になりそうなのは、芸術性とセットだと思います。


卓越した視覚的効果で撮影されていて、
セットのテント、柱、ドア、壁、煙突、屋根がすべて平衡感覚が狂っています。

床も水平でないです。

そして、白と黒のコントラストが多用され、照明も強調されています。

家具がデフォルメで、
これら全ての撮影は屋内でされており、日光によりできた影も照明を巧みに使っているそうです。

アイリスショット=カメラに絞りをつけて撮影するショット。を使っている。
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