ずっと観たかった作品がまさかのAmazonプライム・ビデオで配信されているのを見つけ、これはと思い即鑑賞。
100年前に製作された、所謂ドイツ表現主義の代表作とも言われる映画。デヴィッド・ボウイのステージパフォーマンスや、レッチリの「Otherside」のPVに影響を与えたことでも有名ですね。
演出的にはまさしくサイレント映画であり、そこは時代を感じます。しかし一方で、博士役とフランシス役の俳優の怪演、白黒のコントラストが強調され奇妙に歪んだ舞台セット、そしてアイリスショットなどの要素からくる不安感や居心地の悪さは、今の時代でも十分通用するものだと感じますね…
後世に多大な影響を与えたという点から見ても、映画ファンなら観ておいた方がいいであろう作品だと思います。