Keito

今夜、世界からこの恋が消えてものKeitoのレビュー・感想・評価

3.9
この温もりでさえ私は忘れてしまう。

日記の中の私は彼のことが好きみたい。

記憶を繋ぐことができない私に生きる意味をくれた。


道枝さんと福本さんのダブル主演で贈るラブ・ロマンスはかなり予想を裏切られる展開で驚きと感動で胸がいっぱいです。

一度眠ると記憶が全て無くなってしまう真織が運命的な出会いを果たし2人の思い出を一緒に紡いでいくのですが...後半でまさかの展開が...。そこはお楽しみに!

とにかく主演のお二人の顔面偏差値がまぁ高いこと。道枝さんの儚くてすぐに消えてしまいそうな純朴な青年役と福本さんの優しさ溢れる姿がとてもお似合いで現実のカップルを見ているかのよう!

さて本作の大きなテーマでもある「記憶」について。
何気なく日々の思い出が脳内に蓄積されて過去を振り返って懐かしんだりすることができるけれど真織は決してそれができません。
思い出を一緒に共有できることは本当に素晴らしいことなんだと改めて思いました。

映画情報

アイドルグループ「なにわ男子」の道枝駿佑と「思い、思われ、ふり、ふられ」の福本莉子を主演に、一条岬の同名恋愛小説を映画化。高校生の神谷透はクラスメイトに流されるまま、同級生の日野真織に嘘の告白をする。しかし彼女は「お互い本気で好きにならないこと」を条件にその告白を受け入れ、2人は付き合うことに。やがて真織は、自分が前向性健忘症で、夜に眠るとその日の出来事をすべて忘れてしまうことを透に打ち明ける。彼女は毎朝、前日の日記を読み返すことでどうにか記憶をつなぎ止めていた。透はそんな真織と1日限りの恋を積み重ねていくが……。「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」など数々の青春恋愛映画を手がけてきた三木孝浩監督がメガホンをとり、「君の膵臓をたべたい」の監督・月川翔と「明け方の若者たち」の監督・松本花奈が共同で脚本を担当。
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