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REBEL MOON ー パート1: 炎の子のd3のレビュー・感想・評価

REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)
3.8
続編が配信されてから観るつもりで、しばらくベンディングしていた作品。評価の低さが気になっていたが、みなさん辛すぎではないだろうか。存分に楽しめる映画だった。

本作は壮大なスケールで描かれるスペース・オペラでありながら、目新しいところがまったくない。これこそが魅力である。
監督は90年代からこういうものがやりたいと構想を練っていたという。そもそもが独自の視点を見せるものではなく、描きたかったビジョンを確実に再現していくタイプの作品であることを了承しつつ鑑賞することが正しい姿勢だろう。
鑑賞後に続けてNetflixで配信されているメイキングドキュメンタリーを観ると、制作現場の楽しそうな様子が伺えた。映画に関わるスタッフ・キャストの表情が多幸感に満ち溢れている。

しっかり作り込まれた映画を観たいけど小難しい内容や重たい心理描写は疲れるかも。そんなコンディションのときにオススメしたい作品だ。
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