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NOPE/ノープのyksijokiのレビュー・感想・評価

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)
3.8
ジョーダン・ピールが未知との遭遇を撮りました的作品。前後半の落差の激しさで最後はなんか笑ってしまった。

ジョーダン・ピール作品にある何者なのか、何なのか、謎が謎である間が面白すぎる。それが明らかになってしまったあとの冷めてしまうギャップについていけないとこはありつつも、謎である間のワクワクが凄かった。

音響と効果音、これは本当に最高。
例の映像も高揚感を煽り、客を不安にさせ、ある種のトラウマを見る側に植え付けつつ、トラウマそのものを表現するという二面性をはらんでいた。

オマージュ含めて映画フリークへのツボを抑えた作りも、黒人の映画の歴史における存在もエッセンスになっていて社会性も残しつつエンタメ作品として仕上がっているのはさすがという感じで面白かった。

伏線回収も、文脈力のある引用も魅せられた。

キャスト☆4.0
ストーリー☆3.6
音楽☆4.0
映像☆3.8
プロット☆3.5
演出☆3.7
バイブス☆4.0
全体☆3.8
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