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NOPE/ノープのliamのレビュー・感想・評価

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)
3.3

監督は「アス」のジョーダン・ピール。出演は「ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償」のダニエル・カルーヤ、「バズ・ライトイヤー」のキキ・パーマー、「トロールハンターズ: ライジング・タイタンズ」のスティーヴン・ユァン、「ブラック・アズ・ナイト」のキース・デイヴィッドなど。

田舎町に暮らし、広大な牧場を経営する一家。家業を放って町に繰り出す妹にあきれる長男が父親と会話をしていると、突然空から異物が降り注ぎ、止んだときには父親は亡くなっていた。死の直前、父親が雲に覆われた巨大な飛行物体のようなものを目にしていたと兄は妹に話し、彼らはその飛行物体の動画を公開しようと思いつく。撮影技術者に声を掛けてカメラに収めようとするが、想像もしていなかった事態が彼らに降りかかる。

中盤まではかなり不気味で、何か恐ろしい事が起きそうな気配がプンプンする。
後半はかなり怒涛の展開が押し寄せる。

これまでのジョーダン・ピール作品と比べると、社会風刺的な主張は薄い気がする。
解説を見るとこれは傲慢な者に罰が下される映画のよう。傲慢な者とは何でも思い通りになると思っている者のことで、実際にパークの経営者は拐われてしまった。
他にも色々考察があるみたいだが、正直に言ってあまり良くわからなかった。

UFOが乗り物ではなく、生き物だったのはかなり斬新だった。変形するところはエヴァンゲリオンから発想を得たそう。

よく理解する事はかなり難しいが、何となく面白いそんな感じの作品だった。

何なのかよく分からない所がかなりあり、単調な所もあるので、好き嫌いは別れそう。

評価が分かれそうなSFホラー映画。
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