幼少期に観た鏡の間のシーンがやたら強烈で久々に見返したけど、ブルース・リーが無双するカンフーアクションというだけで面白い。ただのアクション映画に終わらず、スパイ映画のような緊張感、鏡の間におけるミステリアスな駆け引き、隠密に敵の下っ端を闇討ちしていく爽快感もあり、シンプルながらも多面性がある。ヌンチャクを振り回すあのシーンはやっぱり男としては憧れてしまう。そして怪鳥音をあげながら敵を仕留めた後のなんとも言えない表情にやはり笑ってしまう。少林寺から闇堕ちしたラスボスにしても純粋な肉弾戦ではなく、ライダーマンの如く爪のついた義手に切り替えて戦う卑怯さも愛すべきツッコミどころ。