mareさんの映画レビュー・感想・評価

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バンビ、ゴジラに会う(1969年製作の映画)

2.0

カルトドキュメンタリー「ミッドナイトムービー」で語られていたがとある劇場で人気プログラムとしてカルト映画と併映していたらしい。タイトル通りの内容で一瞬で見れます。

ミッドナイトムービー(2005年製作の映画)

4.0

カルト映画と呼ばれるものがどのように始まったのか、ミッドナイトムービーが今日の大衆映画に与えた影響、6本の映画からそれぞれの文脈を紐解いていく。それぞれイレギュラーな存在でありながらテイストやルーツが>>続きを読む

ハーダー・ゼイ・カム(1973年製作の映画)

3.0

カルト音楽映画としてサントラが有名で主演も音楽もジミークリフ、レゲエのクラシックにしてジャマイカ初の商業映画。レゲエの能天気なノリが繰り広げられるのかと思いきや、意外にも危険なアンチヒーローと化してし>>続きを読む

ビートルズ/イエロー・サブマリン(1968年製作の映画)

5.0

ここまで驚異的に感動的に心を揺さぶられる作品というのは相当なことがないと出会えない。とにかく凄すぎる、アート表現というところではズバ抜けた最高傑作。そして今後これ以上のアニメには出会えないかもしれない>>続きを読む

ラヴ・ストリームス(1983年製作の映画)

4.0

カサヴェテスの集大成に相応しい愛の暴走、愛の喪失、愛の執着、壮大な愛の流れへと帰結する。実際の夫婦の関係性をフィクションの姉弟という鏡像に映し出した人間が人間たる所以のカサヴェテスのファイナルアンサー>>続きを読む

グロリア(1980年製作の映画)

4.0

それまでのカサヴェテスにはないような疾走感。静の映画から動の映画へのシフト、スリリングな逃亡劇は気の抜けない危険さを臨場感たっぷりに味わえる。それを際立たせるのがグロリアとひょんなことから奇妙なバディ>>続きを読む

ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

4.0

タランティーノのブラックスプロイテーションムービーでストーリー、キャスト、音楽と否が応でもテンション上がる三拍子が揃っている傑作エンターテイメント。ボビーウーマックのオープニングから早くもグルーヴに乗>>続きを読む

さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

3.5

笑っちゃうくらい意味がわからんけど、すこぶる映像は綺麗だしゴダールは普段頭の中でこういうことを考えてるのかと漠然と思考を巡らせるけどもうそれで良いのではないだろうか、てかそれで許して欲しい。しかも3D>>続きを読む

オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ビルマーレイと17年ぶりのコラボを果たしたコッポラの最新作。どこか冷え切った世の家庭問題、微妙な温度感の違いから来る妻の疑心暗鬼を描く。さすがにロストイントランスレーションほどのキレッキレのコメディは>>続きを読む

パッション(1982年製作の映画)

3.0

パッションという映画の舞台裏、監督の俳優という2つの立場と階級制度を重ね合わせてそれぞれの背景や葛藤を語る。ゴダールにおける8 1/2やことの次第、映画人のリアリティの追求から特に光へのこだわりが見て>>続きを読む

ある船頭の話(2019年製作の映画)

4.0

映画監督としてというよりもアーティストとしてのオダギリジョーを見た気がした。撮影監督がクリストファードイルだから自然に寄り添う映像美は凄いし、音楽もティグランハマシアンの侘び寂びを際立たせるピアノの旋>>続きを読む

象は静かに座っている(2018年製作の映画)

4.0

すべてがゴミだと言い切ってしまうほどにこの映画の人物は人生に嘆き苦しみ何もかもを諦めどこか達観しているような素振りを見せる。監督自身のパーソナルな視点そのものであり、人生が地続きだと気づいてしまい渇い>>続きを読む

2046(2004年製作の映画)

3.5

60年代の官能的なラブロマンスとSFの世界を行き来する作品で、欲望の翼や花様年華の続編としての側面もある。ウォンカーウァイのSFテイストは多分この作品が唯一で、2046の街並みや宇宙船のようにも見える>>続きを読む

BOYS/ボーイズ(2014年製作の映画)

4.0

ドラン映画にも近しいナイーブな年頃の少年たちの内面を緻密に描いたLGBT青春映画。それぞれのシーンで呼応するように流れる音楽と澄み渡る映像美が素晴らしくグッと引き込まれる。恋なのか気の迷いなのか正しい>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.0

異様で気が触れてて血みどろで期待通りのカオスな世界観。なんと言っても國村隼の怪演が強烈であんな役他にないだろうし、普段見慣れた俳優が恐ろしくもあり憑依的凄さを感じた。サスペンス、ホラー、ゾンビをごった>>続きを読む

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

3.5

今作は夜を描く方のジャームッシュでいつもながらの陶酔感があるが、その一方で今までにないオカルトな題材を交えているから落ち着きつつも結構癖のある映画だと思う。ヴァンパイアがミュージシャンをしてるという設>>続きを読む

パラノイドパーク(2007年製作の映画)

3.5

目の前にあるカッコ良さを追い求めて背伸びした少年たちにとってパラノイドパークは家同然の聖域。その聖域は曇っている日々を少しだけ救い照らすようだ。そして特別何かに熱中するわけでもなく、ぬるい温度感であり>>続きを読む

アンダーグラウンド 完全版(1995年製作の映画)

4.5

これはマジに凄い面白すぎる。他の追随を許さないほどに無尽蔵なエネルギーを放っている。大掛かりな絵面の衝撃とキャラクターの濃さで胃もたれ寸前。今回鑑賞した完全版は5時間にも及びユーゴスラビア内戦下で交差>>続きを読む

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

4.0

この極めてパーソナルな視点で描かれる気付きの連続は10代の頃に沈殿していた快楽や気持ち悪さそのもので終わっていただけかもしれない感覚を呼び起こす。4人のJKは大人になってからでは味わえない自由への解放>>続きを読む

灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.0

壮絶であり驚愕というほかない。開いてしまったパンドラの箱、残された者たちへと継承される宿命、血筋の呪い、パズルのように入り乱れる現在過去、そして真実。悲劇の連続で重たいテーマだが、人それぞれの違った戦>>続きを読む

ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

凱里ブルースが今年最も謎めいた傑作だったためビーガン監督の二作品がネトフリに来てくれたことは嬉しい、ということで鑑賞。印象としては色彩がダークになった凱里ブルース。恐るべき怒涛のワンカット長回しはとう>>続きを読む

EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

4.5

青山真治の3時間40分にも及ぶ大作にして北九州サーガの2作目。バスジャック事件をきっかけに大きく運命が変わってしまった1人の男と2人の子どもが再生に向かう物語。時間が止まってしまった彼らは意味のないこ>>続きを読む

糧なき土地(1932年製作の映画)

3.5

シュールレアリズムから脱却したブニュエルの3作目はスペインの山岳地帯の小さな村で過酷な生活を強いられる人々のドキュメンタリー映画。30分にも満たないが季節を通して村人の生活、周りの自然環境に左右される>>続きを読む

アンドレイ・ルブリョフ 動乱そして沈黙(第一部) 試練そして復活(第二部)(1969年製作の映画)

4.0

イコン画家アンドレイルブリョフの生涯、そして中世ロシアの歴史と絡み合いながら描かれる3時間2部構成にわたる壮大な映画。15世紀のモスクワ大公国を背景にタタールの襲来、宗教的迫害、形を変えさまざまな視点>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ノーランがまた新たな高みに到達した最新作で時間逆行がいわば主役であり、また今作が難解だといわれる最大の原因だが、到底これらの映像をリアルタイムで追っていては頭の処理が鈍るし今までの常識や理屈はノーラン>>続きを読む

愛に関する短いフィルム(1988年製作の映画)

4.5

キェシロフスキのドラマシリーズ「デカローグ」の6話目にあたる「ある愛に関する物語」を劇場公開用に再編集した作品。個人的にはデカローグの中で最も心に残っているエピソードだ。"覗く"という行為に焦点が当て>>続きを読む

殺人に関する短いフィルム(1987年製作の映画)

4.0

キェシロフスキのドラマシリーズ「デカローグ」の5話目にあたる「ある殺人に関する物語」を劇場公開用に再編集した作品。確かにデカローグの中では異質で強烈に印象を残した物語で、ざらついた質感と全編黄色いフィ>>続きを読む

デカローグ(1988年製作の映画)

5.0

キェシロフスキによる十戒をテーマにした各10話の人間ドラマで10時間の映画として通して観ても素晴らしい余韻を残すだろう。それぞれ独立したエピソードでドラマとしての繋がりは無いが一つ一つが一本の映画であ>>続きを読む

メイド・イン・USA(1967年製作の映画)

3.0

実際に起きた事件がモデルになっており、昔の愛人が殺されるところから始まり一見クライム映画だが政治に繋げるゴダールエッセンスをひしひしと感じる映画。ゴダールの政治映画に対しての思想が窺えるセリフがあり、>>続きを読む

セルビアン・フィルム(2010年製作の映画)

3.0

もうほとんどAV。しかししっかりモザイクはかかってるから無修正ではないそこ残念。そして後半は怒涛のスプラッターゴアが炸裂、リンチ的時系列グチャグチャ展開も待ち受けていてエロいしグロいしキモい最低最悪。>>続きを読む

ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

4.0

カーペンターの近未来SFで犯罪大都市と化したニューヨークで大統領拉致事件が起き、武装強盗の罪で収監されていた元英雄スネークが自らの自由を条件に大統領救出のミッションに挑む。スネーク演じるカートラッセル>>続きを読む

ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

3.5

アニエスヴァルダのデビュー作でヌーヴェルヴァーグの始まりを象徴する作品。小さな村ポワントクールトを舞台に別れ話に差し掛かる倦怠期の夫婦を主軸に、家宅調査をしたり漁を禁止したり貧困な村人たちを追い詰める>>続きを読む

お葬式(1984年製作の映画)

3.5

お葬式というと儀式的に故人をあの世へと送り出し慣れない空気感と堅苦しい雰囲気を想像しがちだが、この作品は忠実なお葬式を描くとともに段取りにあたふたする夫婦のやり取りや正座で足が痺れて転ぶシーンなどユー>>続きを読む

BROTHER(2000年製作の映画)

4.0

たけしのヤクザ映画で唯一の日英合作映画の今作は舞台の大半がロサンゼルスで描かれる。人物が静かなのは一貫しているが、日本人とアメリカ人の絶妙な温度感や言い回しの違いもあり、新しさもあれば馴染み深い痛快さ>>続きを読む

ロード・オブ・ドッグタウン(2005年製作の映画)

4.0

スケボーカルチャーを発展させたZ-BOYSの実話に基づく伝記映画。破天荒でがむしゃらにエネルギッシュな作風でスケボーで楽しむためならどんなこともやってのける彼らは人々から羨望の眼差しを浴びて世界へと羽>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

90sカルチャー映画の大傑作でジョナヒルのエヴァーグリーンな感性に見事にハートのど真ん中を射抜かれた。90年代のロサンゼルス、スケボー、タバコ、アルコール、店内に響くヒップホップトラック、瑞々しい13>>続きを読む

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