■かんたんなあらすじ
アキラ100%の爪の垢を煎じて飲ませてやりたいよ
◆
あー、そういう感じか。
って感じ!な映画でした。
ホラーというよりは不安を煽ってくる映像集という印象。
日本なら中山昌亮先生の「不安の種」のような空気の作品を作るのかなぁ…とか思いながら見てた。
ロケ地はイングランドらしく、異世界のようなファンシーな景色に灰色のフィルターをかけたような映像が実に不快。綺麗なのに不快。
その不快は物語の結末に向けて加速し、行くところまで行って、なおかつその向こうへ行って…を繰り返す事になる。
題名の通り同じ顔の男が出てくるのだけど、外人の顔を判別するのが難しい日本人にとっては髪型が違いすぎるから別人に見えてしまって仕組みが分かりづらい。
そして何よりその仕組みが分かったとしてもストーリーが難解すぎてよく分からないのがこの作品の惜しい所であり孤高たらしめる魅力でもある。
今後良くも悪くも語り継がれるであろう奇作である。
おわおわり