シアター4
主演は綾瀬はるか、監督は行定勲でスパイ・アクション。当然期待する。
原作は未読。
綾瀬はるかのアクション・シーンを目玉にするのは分かる。そこに力が注がれていて、観応えはある。
でもあまりにも、その画作りに腐心しすぎるばかりに取ってつけたような印象になってしまっている。
カッコいいシーンは前後の物語がしっかりしてないと、そこだけ浮いて逆に滑稽に見えてしまう。
陸軍のあれだけの兵隊を相手にして、スーパーぶりを発揮するのもあまりにもリアリティがなくもはやファンタジーと言ってもいい。
敵役たちも魅力がなく、何から何まで格好だけという残念さ。
シシド・カフカの好演がもったいない作品だった。
