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青春ジャック止められるか、俺たちを2のhrt2308のレビュー・感想・評価

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シネマ2

『止められるか、俺たちを』(2018年)の続編。

ああ、何て面白い映画。

1980年代、舞台は名古屋の映画館「シネマスコーレ」。その立ち上げに集う人たちの群像劇。

映画監督を志望する劇場アルバイトの金本法子(芋生悠)、同じく映画監督に憧れ大学上京と同時に若松プロに入る井上(杉田雷麟)。自らの映画を上映する場を求めて映画館を作る若松孝二(井浦新)、そこの支配人を任される木全(東出昌大)。

名画座では客が入らず、ピンク映画を上映して映画館を維持していく。また時はフィルムからビデオに移り始めた時代。レンタルビデオが出始め映画館は新たな対応を強いられていく。

そんな時代に映画作りにこだわる法子や井上。撮影現場の厳しさ。

日本映画界と言いつつ、お寒い現実を見せながら、熱い想いが確実に映画を支えていることが痛いほどわかる。

暗中摸索しながら現実を切り開いていくたくましい登場人物たち。まさに青春映画だ。
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