ずっとクリップしていた本作をようやく鑑賞。大正時代のレトロ感、雰囲気はかなり良かった。個人的に綾瀬はるかは好きな俳優なので、作品の華やかさという意味では良かった。ただ作品としては中途半端感が否めない。お膳立てはシリアスな本格派なんだけど、物語が進むと漫画的。殺し合いでは解決しないって言うけど、めちゃめちゃ殺すし…。T2のシュワちゃんみたいに撃ちまくって死者ゼロは無理だとしても、もっと葛藤してほしかったかな。綾瀬はるかは頑張っていたし、画にはなるけど、伝説のスパイ感はいまいち。韓国映画のような冷たい感じが欲しかったな。生々しい痛みみたいな…。あと作品タイトルの「リボルバー」の因果もよくわからない。50人以上殺めた貴重なアイテムじゃないのかな?そこら辺の描き方もいまいちな気が…。役者陣は豪華なんだけど、個人的に、山本五十六の阿部サダヲは合ってない気がしたな。シシド・カフカはカッコ良かったけど…。もっと尺を短くして、アクション・エンターテイメント重視にすればよかったのにな〜。なんか勿体なかったかな。頑張ってる綾瀬はるかを見る作品。