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UTAMA ~私たちの家~のpherimのレビュー・感想・評価

UTAMA ~私たちの家~(2022年製作の映画)
3.8
乾きゆく高地の暮らし。⛰️

ケチュア語を話す老夫婦の元へ、山を降りた子どもが街で暮らそうと誘いに訪れる構図は『アンデス、ふたりぼっち』へ重なる。かつての瑞々しく豊かな日々が、ひび割れ枯れてゆく様も。

南米内陸国ボリビアの透明すぎる青空が目にも鮮烈な秀作。🦅



『アンデス、ふたりぼっち』https://twitter.com/pherim/status/1552847952401793025



コロンビア高地舞台の『MONOS 猿と呼ばれし者たち』製作Fernando Epsteinが編集参加。ひび割れゆく大地の描写はブラジル北東部舞台『乾いた人生』も想起させる。かなり筋は異なるがチリ、アタカマ砂漠舞台のパトリシオ・グスマン『光のノスタルジア』も。

『MONOS 猿と呼ばれし者たち』https://twitter.com/pherim/status/1451815557083189248
『乾いた人生』https://twitter.com/pherim/status/1199175527321329665
『光のノスタルジア』https://twitter.com/pherim/status/716983654719750146
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