ただ

不思議の国の数学者のただのレビュー・感想・評価

不思議の国の数学者(2022年製作の映画)
4.3
駆け込みの一本。
これは数学好きは見ないといけません。

好きじゃなくても、数式を見て一回でもかっこいい、すてきだ、と思った人、
このマンションの高さはどのくらいだろう、と考えたことがある人、
遊園地のコーヒーカップを見ながら動く点Pを考えた人、
円周率をめちゃくちゃ覚えた人。
勉強や研究が好きな人。

みんな見てください。

経済学部だったのでグラフ上のxを0に収束させると0、∞に拡散させると∞という基礎の基礎から、
テイラー展開など「長すぎんだよ!」と突っ込まざるを得ない数々の数式を見てきました。
理解できないところが大半だったけど黒板を見るのはめちゃくちゃ楽しかった。
あの頃を思い出しました。

この世の全ての基礎は数学でできているという解説で、
車、自転車、電子機器、街に溢れるありとあらゆるものに数式が浮かび上がる演出は圧巻で、鳥肌が立ちました。

一方で、自分が進学校でド底辺だったために人間ドラマ的なところは余り刺さらず、トラウマを呼び起こし。
「はーい、これは東大でよくでる問題ですがー」と実力テストの解説で言われて「解ける訳ねーだろバーカ」と思った記憶が蘇って終わりました。

いやーでも見てよかったな!
あしたからがんばろう。


追記)三角形の面積の問題のところ、1:1:√2じゃなくて円の補助線を引き始めたの「教育の〜〜差〜〜おもろ〜」と感慨深くなりました。
ただ

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