2023年110本目。
町の肉屋の娘で、太っていることで同級生からイジメられているサラ。
そんな彼女が苛めっ子に酷い目に遭わされた帰り道、苛めっ子達が猟奇的な殺人鬼に襲われているのを目撃するが…。
兎に角、全てにおいて惜しい…その一言に尽きる作品。
あらすじやポスタービジュアルから想像するのは、ヴィーガン・パムのような一点突破なジャンル映画か、もしくはボーダーのような惹かれ合ってはいけない2人の禁断の愛か…。
(いずれしても、バイオレンスは大前提だが)
しかし残念ながら、そんなコチラ側が望む展開になりそうでならないがラストまで続き、ついには「ならない」で終わってしまうのが、この作品。
やっぱり、殺人鬼と惹かれ合って、町を恐怖のズンドコに陥れるか、ラストにダークサイドに堕ちるサラを見たかった。
ヴィーガン・パムがそうだったように肉屋=解体屋的ゴア描写も期待するが、それもかなり控えめだし…。
変に様々な工夫を凝らした結果、中途半端になってしまった、典型的なB級映画だなぁ、と感じた。