当たり前なことなんてないことを当たり前に描いてくれる
スタンダードサイズの画面は小さくも切実な内面を抱える彼女たちを捉えていた
クィアな物語だけれども不確かなことが多い思春期だからこそ自分で明確に決めてもいいし、決めなくてもいいという大らかさというか清々しさがあった
アセクシャルな部分については自分のリテラシーがないため、解釈に迷ったが恐らくそうなんだと思う
彼女たちの不安定さ未熟さを描くことに狙いが定まっているので言ってしまえばよくある青春映画かもしれないが一人一人の物語として確かな強度を感じた