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キル・ボクスンのakのレビュー・感想・評価

キル・ボクスン(2023年製作の映画)
1.6

殺し屋をしているシングルマザー、という設定に惹かれて。
題材はとても良いのに、殺し屋3割、シングルマザー7割ぐらいで、全体的にもっとアクションというか、殺し屋要素が欲しかったかなと。
殺し屋という職業が、きちんと管理されたビジネスになっていて、見るからに羽振りの良い生活をしていて、誰からも一目置かれる主人公がどこか最初から最後までしっくり来なくて感情移入出来なかったのと、死ななくて良かった人たちまで、関わったせいで死んでいく流れは、ある種殺し屋に本当に向いているな、と感じました。

特にラスト30分ぐらいは、肝心のアクションは前半壮大に広げた割にはこじんまりしているし、そういう流れになる!?という感じで、ラストの余韻がそれまでの雰囲気と一致しなくて、う~んとなりつつのエンドロールでした。出てくるキャスト陣たちは、個性豊かでキャラ立ちもしていたので、勿体なかったかなと。
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