カウンセリングのため養父母のもとに送られた少年が、復活を果たしたチャッキー人形の襲撃を受けてしまう。第1作目からドラマが継続している、人気シリーズ第2弾。
グッド・ガイ人形の製造メーカーが、瀕死状態のチャッキー人形をリペアして、商品の安全性をアピールしようとしたら、ナンタラカンタラ。チャッキーが少年を執拗に追い掛けまわし、憑依のための呪文が必ず途中で妨げられるところが、ギャグになっている。
チャッキーに狙われる少年は、「ジョーズ」シリーズの主人公ファミリーと同等の立ち位置といえる。本作は、チャッキーとの対峙が宿命付けられていることを、少年自らが受け容れるまでのドラマと捉えることが可能。
ホラーとコメディのバランス取りが絶妙であり、グッド・ガイ製造工場のセット撮影が見応えあり。「身体は人形だが、人間と同じ痛覚をもっている」という、チャッキー視点の恐怖が伝わってくるところも素晴らしい。
