ゆみモン

月の満ち欠けのゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

月の満ち欠け(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

人は何度でも生まれ変わる、月の満ち欠けのように。ただ、ほとんどの人はそれを覚えていないだけ。
…という大人のおとぎ話というべきファンタジー。

原作未読だが、いつも小説が映画化されると既に原作を読んでしまっていて比較してしまうことが多いので、今回は敢えて未読のまま映画を観た。
残念ながら、直木賞を取った原作とはあまり思えない映像化だと感じた。

東京と青森、過去と現代を行き来しながら話は進む。
しかし、服装、メイク、髪型、演技…等にその時代ごとのリアリティがなくて、現代なのか昔なのかわからないところが多々あった。いつの話をされてるのかわからなくなりがちだった。

さすが大泉洋は、20代後半から50代までをきちんと演じきっていた。

「子どもは親を選んで生まれてくる」…とあったが、そんなことができるなら「親ガチャ」などという不幸は生まれないだろう。

私が素直じゃないのかもしれないが、その世界に没頭できず、終始覚めた目で観てしまった。