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原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たちのokimeeのレビュー・感想・評価

4.2
小原監督舞台挨拶あり。
監督来るって知らなかったから、また次の映画の時間がギリギリでハラハラしたよ。

放射線物質が土に降っていても、土壌が豊かで飼料が豊かであれば、植物はきちんと選んでいて、放射線物質を取り込まない(=検査で検出されない)というのにはびっくりした。

地震の大きさをはかる単位のひとつ。ガル。
計測地点の揺れの大きさの単位。
なんと原発の基準は、最新の住宅ハウスの耐震精度よりだいぶ低い。そのガルを超える地震というのはだいぶ発生してる。
原発側は、「原発での耐震基準は地盤なので比較できない」とのことだが、実際のデータ的にはそんなことはいえない事実。


(全然そういうつもりなくて見に来たんだけど)いまちょうど会社で農業について考えていたので、エネルギーのことも絡められてかなり良かった。
鈴木心写真館のクレジットがあって「おっ」と思ったら、パンフレットぽいな。

やはり国の政策で進めていることを否定していくのはとても難しそうである。
国葬しかり。

----以下、トークより----
・エネルギー需給と食料の映画。
・広島高裁の裁判長が、伊方原発で判決を出した裁判長になっているので、来年の3月の定年を待っている
・マーケティングの世界では民意が100万動けば政治が動く、と言われている

・編集はいく通りにもできるので、大変な作業(➡︎まじそう思う。絵コンテのないドキュメンタリーなんてほんとにすごいと思う。小説を書くのと同じよ。)
・パンフレットはお金がないので監督とデザイナーが作った
・次回作は、シャインマスカットの収穫シーンから入ろうかな
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