遠い空の向こうに

イル・ポスティーノの遠い空の向こうにのネタバレレビュー・内容・結末

イル・ポスティーノ(1994年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます


原題:Il Postino, The Postman
意味:イル・ポスティーノ、郵便配達員

撮り方、景色、音楽、雰囲気、セリフ、内容
ロケ地(イタリアのプローチダ島)が素敵すぎる。
めちゃくちゃ良い作品やん!!


私の親友で同志のマリオに
パブロ・ネルーダ

君の微笑みは蝶のように
顔に広がる


「友である故マッシモに捧げる」
主演のマッシモ・トロイージは撮影時に
心臓病に冒されており、医者からは
心臓移植を勧められていたが、
彼は映画製作を優先した。
「映画は僕の生命。僕が新しい心臓を持つ前に、
古い心臓をこの作品にあげるんだ」と
語っていたというトロイージだったが、
彼の身体は1日2時間の撮影にしか
耐えられなかった。
4か月に及ぶ撮影期間が終わる
クランクアップの瞬間、彼はロケの最中に倒れ
「ごめんよ、僕は君に全部をあげられなかった。
この次は全部あげるからね」と
スタッフに言い残し、映画撮影終了の
12時間後に亡くなっている。