イル・ポスティーノの作品情報・感想・評価

「イル・ポスティーノ」に投稿された感想・評価

mh

mhの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

チリの国民的詩人パブロネルーダが国を追われた際、イタリア・ナポリ湾のカプリ島に身を寄せたことを題材にしたエンタメ映画。
実在した人物をモデルにした架空の人物ではなく、ずばりそのままパブロネルーダとして登場するのがまず最高。
これが遺作なった主人公の佇まい・演技力も最高だし、ストーリーも音楽も最高だった。
原作のすばらしさを十分に引き出すことに成功したってことなのかな?
WW2のころ、イタリアには共産主義者がいっぱいいて黒シャツ隊・ファシズム相手にパルチザンやってたはずだけど、この映画の時代設定1952年ともなるとごくわずか。主人公の身近では、郵便局の上司とパブロネルーダくらいなもの。
終盤、島の美しいものを集める主人公に、嫌な顔せずつきあってる上司とか珠玉のシークエンスだった。
さざ波ーとか、風ーとか、やってる流れで星空は反則。
選挙の時だけ調子のいいこという地元名士の配置もうまかった。詩人の良くないロールモデルとして機能している。
ノスタルジイものというわけでもないんだよね。
いやぁ、面白かった!
Pete

Peteの感想・評価

5.0
人生ベスト映画のひとつで、
私にとっては特別な作品。
観たのはもう10年以上前だ。
夜の星や川底できらめく小石のように、小品の佇まいの奥に、燃えたぎる情熱がそっと封じこめてあるような、そんな特別な映画体験となった。

その夜空や水面の奥の瞬きが、この映画においては詩なのだ。

マリオにとって生きるよすがとなっている、この世界のすべての素晴らしいものーーベアトリーチェの笑顔、寄せては返す海の波音、朴訥としてしかし感情豊かな島民たち、そして不器用な郵便配達員とチリの国民的詩人パブロとの一風変わった友情ーーそれらは美しい映像と音声で観客とマリオの人生を足早に通りすぎて行く。手の指をすり抜けるようにそれらは儚く消え入ろうとするが、詩というくさびがそれに永遠を与える。

映像、音楽、配役と演技、演出、台詞、脚本、どれをとってもムダのない完璧さと讃えたくなってしまう!

こんなうつくしい佳品はない。
levretaupe

levretaupeの感想・評価

4.0
この映画が香水なら、匂いはjo Malone wood sage & sea salt
カオリ

カオリの感想・評価

4.2
風景や台詞がとにかく素晴らしく、ずっと観ていられる系の映画です。

◎ストーリー
ナポリ沖合の小さな小島を舞台に、貧しい純朴な青年が、島を訪れた詩人との友情を通して次第に自己に目覚め、愛を知り、人間として成長していく姿を、温かくユーモラスに描いた感動編。
実在したチリの詩人パブロ・ネルーダをモデルに、同じチリの作家アントニオ・スカルメタが書いた小説『バーニング・ペイシェンス』を、主演したイタリアの喜劇俳優マッシモ・トロイージが映画化した作品。
◎余談
マッシモ・トロイージは、予定していた心臓移植の手術を延期してまで撮影に臨んだが、クランク・アップの12時間後、95年6月4日に41歳の若さで亡くなっている。

映画としても素敵で泣けるのですが、クランクアップの12時間後に主演が亡くなっているって…考えるともう無理、涙腺崩壊必死の作品です。
授業で鑑賞
久々に映画見て、涙腺が最後死亡
綺麗な映画でした。映像も言葉も。
課題で出してくれた教授に感謝です。
出会えてよかった〜!
CARLITO

CARLITOの感想・評価

4.6
詩人×イタリア🇮🇹は名作間違いないよね。

マリア・グラツィア・クチノッタ可愛ぃぃ
イタリアの美しい風景と、甘美な音楽。
確かな役者に詩の素晴らしさ。

これ以上ない癒しを与えてくれる。

ただそれ以上にマッシモ・トロイージの熱演が見る者の心を打つ。
劇中で疲れた顔だとか目の下にクマがあるだの、かなり辛い状態で撮影に望んでいたことが見て取れる。

詩に触れたときの喜び。女性に恋をした高揚感などを巧く表現している。
フィリップ・ノワレと共に役者の巧さに唸ってしまった。
RYU

RYUの感想・評価

3.5
あー、中盤が思い出せない。
これは寝てたな…

序盤から詩的なセリフが多すぎて隠喩の連続、自分のバカな頭で理解するには0.5倍速でみる必要があるし、しっかりと尺を使った映画やから体力的にも厳しかったな…

イタリア?の島の断崖と海が綺麗
Tシャツにジャケット、イタリア人らしい、気の抜けた上品さがツボでした。
THUGL

THUGLの感想・評価

3.5
授業抜け出しシリーズ

当時のボクには内容や物語なんてあまりわからなかった。
昼過ぎの映画館でほぼ貸切状態の中で鑑賞したのを記憶してる。

ただイタリア?の海の景色と配達員と詩人の会話がなんとなく心地よかった。
樽

樽の感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

詩人との出会いによって、彼の人生は彩りに満ちたものに変わっていくけれども、出会っていなければまだイタリアの片隅で生きていたはずで。
でも、過去に戻って、出会うかどうか決めることができるとしたなら、結末を知っていたとしても答えは一択ではないだろうか。
彼の死に涙は出なかった。
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