イル・ポスティーノの作品情報・感想・評価

「イル・ポスティーノ」に投稿された感想・評価

「君の島の美は…」
美しく素朴な小さな島プローチダを舞台に郵便配達人の男性マリオと偉大な詩人パブロ・ネルーダの交流を描く。物語に頻繁に登場する隠喩から言葉の美しさを感じ、身の回りの小さな幸せに気付かされる作品。
nova

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3.0
マリオが詩の解釈で質問すると心優しい詩人パブロが「別の言葉で説明したら、それは詩ではなくなる」と答える。マリオ役の俳優は作品完成後に亡くなったそうです(T_T)ベアトリーチェ役の女優さんがめちゃ美人でした。
SHIBA21

SHIBA21の感想・評価

3.6
シンプルで退屈。今の自分に合わなかった。でも1シーン1シーン残ります
無

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4.0
そこはかとなく「ニュー・シネマ・パラダイス」の香りが匂い立つと思ってたらネルーダ役のじいさんがアルフレード役の人だった。
父親と二人暮らしの冴えない中年男のマリオが、突然島に降り立ったチリからの亡命者で詩人のパブロ・ネルーダと交流し詩作をする事で、急激に目の前が開けて色んな事に目覚めていく物語。
ネルーダやこの映画を鑑賞する者からすれば美しい海や色鮮やかな風景が広がる町並みも、地元の人間には水道もなく退屈な田舎町でしかないギャップが自然に描かれていて巧い。
ネルーダを演じるフィリップ・ノワレの声や間の取り方、語り口調が魅力的で、主人公じゃなくてもいつまでも話を聴いていたくなる。
有名人が現れたという事以外は特に何か変わったことが起こるわけでもないのに、最後に全てが持っていかれる。
何もかもが凝縮したようなラストにやられてしまうのだ。
マリオって男はなんとロマンチストなのか!…と。
ヒロインのベアトリーチェの普段は面白い事が何一つないような無愛想な女が、ふとした瞬間微笑んだ時の破壊力たるや、何の花に例えば良いのか分からないほどの美しさを感じる。

wikiで調べたらマリオ役の人は無理を押してこの役を演じていたようで撮影終了から半日で亡くなってしまったとか。絶句…
マリオという名も無き一人の男が紛れもなく居たという事実が息づいている名作。
ikuno190

ikuno190の感想・評価

5.0
il film che batte il mio cuore
海。

表現への衝動。

憧れ。

失って気がつくもの。

海。

海。
鮮やかな色彩、明るいキャラクター、
人生の美しさ、哀しさ…。
まさにイタリアの映画を観たって感じ。
後半の切なさが好き。
ラストは刺さるね…。
metamegane

metameganeの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

暗喩だけじゃなくて直喩も素敵でした。
島の美しさを言葉にできない島民が、国を追われた詩人から詩を学ぶ。政治に翻弄される島の生活の中で、詩を通して知的に成長した表情と、師であり友である詩人との再会が果たされない切なさ。
対比的な描写とラストの締め方が◎
MiYA

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3.3
教養のない主人公が高名な詩人の影響でいともあっさり詩にハマってしまい、詩人きどりの彼の行動には失笑してしまいますが、映画はいたって真面目。主人公は詩を書きはじめたことで、島一番の美女を妻にめとり、さらに政治運動に身を委ねる。まさに人生を変わってしまった。実学重視、教養軽視の昨今の風潮へのアンチテーゼとも言えそう。
BSプレミアム、字幕版にて初鑑賞。配偶者の勧めで。
俺たちのアルフレードことフィリップ・ノワレが出演していて驚き。結末以外は全体的に緩急が皆無だが、詩人を題材とした伝記映画みたいなものだから、と気付いてからは雰囲気に入っていけた。
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