書くも、読むも、話すも、聞くも言葉を介す。
その言葉の選択ひとつひとつが過去も未来をも創る。
記憶の中には言葉を介さずとも、音として残るものもある。
ふとした時に気付くその音の記憶に、心委ねる時もあ…
愚痴も、隠喩で語れば詩になるのだろうか。
これは、イタリアの小さな島で、世界的詩人と素朴な郵便配達員が交わすささやかな交流の物語である。
詩の一編のように美しい情景が広がり、ノスタルジックな空気…
マリオの無気力そうな頼りなさそうな佇まいが却って映画の輪郭を柔らかく形どっていて、割とそれが一貫してるのがいい。
「直喩とは隠喩とは」から始まった彼の詩作は大きく人生を変える方向に進む。詩が生む感…
時間が穏やかに流れている、そんな映画だった😌🍃イタリア田舎の美しい風景に、郵便配達員と詩人の合流。ゆっくりで丁寧で、なんかいいなぁって...。次第に詩に惹かれていくマリオをみていると、興味あることを…
>>続きを読む“理髪店の匂いに私は涙にむせぶ”
“人間であることに疲れる”
隠喩の愉快さで全感覚が癒され、南イタリアの島での人々の営み全てに憧れを持ち。
詩は説明した瞬間に陳腐となる
どんな説明よりも詩が示す情…
気候と心が穏やかな休日に観るって決めてたんだ。景色が本当に綺麗で、めちゃくちゃ気持ちよくお昼寝してしまった。
伝えたいことは同じでも、表現の仕方によって人の心を動かせるのだな、言葉の力って偉大だな、…
観たいと思っていた作品。
とてもよかった。
カトリック圏の片田舎の、ただ黙々と労働することが美徳とされる日々のなか、なんとなくその息苦しさに悶々としていたマリオ。
そこへチリからの亡命者、詩人であ…