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LOVE LIFEのnumasanのレビュー・感想・評価

LOVE LIFE(2022年製作の映画)
2.8
家族って何なの?と考えてしまいました。
バツいちの子持ちで再婚した妙子(木村文乃さん)が主人の二郎(永山絢斗さん)やその両親との壁を感じている様子が坦々と描かれてゆきます。
そして不慮の事故で息子が亡くなる悲劇が起こります。これで更に溝が深いものとなり、妙子の孤独感が強まっていくように感じました。
不可抗力で誰が悪いということではないことなのですが、妙子の子供を失った喪失感は計り知れないと思いました。
起きては欲しくない事ですが、現実にこう言う事は起きているんですよね…。
そして子供の父親パクとの再会と交流による感情の変化が妙子と二郎にあらわれます。
私が一番気になったのは、韓国での結婚式に訪れた際に雨の中で音楽に合わせて踊るシーンがあるのですが、後ろ姿の撮影だけだったので表情がわからなかったのです。いったいどんな表情で踊っていたのかなと、私たちに想像してくださいと言わんばかりに…。
人の内面性を表現している作品なのでちょっと難しいですね。
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