2023年1本目。昨年(2022年)同様、グランドシネマサンシャイン池袋にて。
本作、観賞予定は無かったのですが、ここ最近の大作アニメとは違った路線かと思い、前情報をあまり入れず観賞。
結果、新年の1作目に相応しい作品でした。
それぞれ悩みを抱えた中学生が、問題を乗り越えて仲良くなっていく、なんて単純な話ではなく、それぞれの心の内をときに残酷な描写で、ときにアニメ(創作物)ならではの突飛な演出で、いろいろ突き刺さる部分もありつつ、最後には感動するという見事なつくりで、まんまとココロを持っていかれました。
アキちゃんがルーズソックスを履いているので、リバイバルでブームがきているのかと思いきや、後半で明らかになる展開で妙に納得しました。明らかに違和感あったもんね。
あとやっぱり萌ちゃん。かっこよかった。皆が思っていたであろうことを、語気強めで喋ってくれて、ほんとすっきりしました。
そして後半、というよりエンディングに向けて、近年なかなか得られなかった音楽による高揚感というか、気分の高鳴りを感じ、目頭が熱くなりました(なんならちょっと落涙)
そういえば鏡と鍵ということで、なんとなく「マトリックス」を思い出したりもしました。
新年早々に良い映画体験ができ、幸先の良いスタートを切れたと思います。