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かがみの孤城の2naのレビュー・感想・評価

かがみの孤城(2022年製作の映画)
3.5
2023年1本目。昨年(2022年)同様、グランドシネマサンシャイン池袋にて。

本作、観賞予定は無かったのですが、ここ最近の大作アニメとは違った路線かと思い、前情報をあまり入れず観賞。
結果、新年の1作目に相応しい作品でした。

それぞれ悩みを抱えた中学生が、問題を乗り越えて仲良くなっていく、なんて単純な話ではなく、それぞれの心の内をときに残酷な描写で、ときにアニメ(創作物)ならではの突飛な演出で、いろいろ突き刺さる部分もありつつ、最後には感動するという見事なつくりで、まんまとココロを持っていかれました。

アキちゃんがルーズソックスを履いているので、リバイバルでブームがきているのかと思いきや、後半で明らかになる展開で妙に納得しました。明らかに違和感あったもんね。

あとやっぱり萌ちゃん。かっこよかった。皆が思っていたであろうことを、語気強めで喋ってくれて、ほんとすっきりしました。

そして後半、というよりエンディングに向けて、近年なかなか得られなかった音楽による高揚感というか、気分の高鳴りを感じ、目頭が熱くなりました(なんならちょっと落涙)

そういえば鏡と鍵ということで、なんとなく「マトリックス」を思い出したりもしました。

新年早々に良い映画体験ができ、幸先の良いスタートを切れたと思います。