小説は未読でしたが、素直にいいお話でした。
子どもたちが抱えるそれぞれのつらさに抗って成長していく姿はもちろん胸を打たれましたが、終盤の展開もさらにその感動を引き立たせてくれました。
ただ演出は個人的にはちょっと難ありでした。キーとなるキャラクターのアピールが十分でなくクライマックスで「え?あなたが?」という気持ちに。それはいい裏切りというよりもやや肩透かしの印象が強かったです。
きっと小説で読む方が向く作品かと思います。メッセージやプロットとてもよいですが尺の決まった映像作品として昇華しきれない印象があったため4をやや切る点数としました