マッサージ屋2号店

かがみの孤城のマッサージ屋2号店のレビュー・感想・評価

かがみの孤城(2022年製作の映画)
5.0
『カラフル』原恵一監督作品。
7人の中学生が鏡の中にある城に集められ、ある課題を言い渡される物語。

不登校になっていた中学1年のこころが自室の鏡に吸い込まれ、海の上に浮かぶ孤城に行ってしまう。
そこにはオオカミの仮面を被った少女と男子4人、女子2人が居た。
こころを含めた中学生7人で1年間かけて城の中にある鍵を見つけろと仮面少女が言い、見つけた者の願いを叶えるという流れ。

まず主人公のこころが不登校という事で陰湿な空気が漂うオープニングなんです。
案の定、彼女はかなり酷いイジメを受けていたことが明らかになります。
孤城の美しさが対比させていました。

そして集められた少年少女も何かしら抱えているのが徐々に分かる。
オチは…お互いの会話が噛み合ってない事から何となく予想はつくでしょう。

オチは予想ついたとしても終盤は見ていてウルウルきてしまった(泣)
まさにたかが学校くらいで人生捨ててはいけませんよ。
嫌な事があれば周りがどう言おうが逃げれば良い。
そうすれば誰かが助けてくれるだろうし、自分が助かったら逆に助ける側になれば良い。

原監督の『カラフル』も先日久しぶりに見ましたが、今作もかなり良かったです。