1975年、南アフリカ共和国。
新聞社編集長ドナルド・ウッズ(ケヴィン・クライン)はアパルトヘイト抵抗運動家スティーヴ・ビコ(デンゼル・ワシントン)の事を過激な白人差別主義者だと記事で書いていた。
実際に会ってみるとビコは穏健な人物で意気投合していく。
しかしビコの思想と活動は彼自身の命を脅かす事になり・・・。
リチャード・アッテンボロー監督作品。
南アフリカの人種差別絡みだとネルソン・マンデラの話は映画などで知りましたが、スティーヴ・ビコという人物は知りませんでした。
差別云々というより、黒人達自身が意識を変えよう!という運動家らしい。
今作はビコの運動家としての軌跡よりも彼に感銘を受けた新聞社編集長ウッズの物語。
中盤以降はウッズと彼の家族の身に降りかかる危機を描いています。
史実が物語っているので書きますが、南アフリカからの脱出がメイン。
ここまで周りがサポートしてくれるのはビコとの絆が生きていたという結果なんでしょう。
今作公開時はまだアパルトヘイト政策は継続中だったという事もあるんですが、エンドロール前の数々の運動家らの公式発表の死因のいい加減さにドン引きしてしまいました。