辻村深月さんの小説は面白くて読み漁ってたなぁ。最近は読んでないけど。
その中でも名作と名高い「かがみの孤城」が劇場アニメ化されてると最近知ったので鑑賞してみました。
小説を読んで自分の頭の中で、登場人物や背景などを思い描いていたけど、ほとんど想像通りにアニメ化されていて感動しました。
いじめや不登校など心に傷を負った７人が鏡の中の城に集められた事から物語が始まります。現実の世界では自分の存在価値を見出せないけど、かがみの孤城では同じような価値観を持つ仲間がいて、心地いい居場所が形成されていきます。孤城が彼らにとってシェルターのような守られている場所という事なのかなって思った。
小説で結末を知ってたのですが、これ初見でこの映画を観ていたら最後は泣いてしまったかも。おおかみ様の正体や、それぞれの関係性が巧く絡み合ってお見事と唸らされました。
実写化では、ここまで心に響く映画にはならなかったと思うので、本当にアニメ化で良かった。
