ひろチン

教育と愛国のひろチンのレビュー・感想・評価

教育と愛国(2022年製作の映画)
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ドキュメンタリー映画というものに興味があったのと、ナレーションが井浦新だったので鑑賞してみた。
娯楽作品ではないので、評価はつけません。慰安婦とか1つの問題に突っ込むのではなく、教科書と政治介入をテーマに観客に問いを投げかけるスタイルは賢いと思った。また、新聞でも報じられない細かな事実もよく調べてあり、ドキュメンタリー映画の利点を感じた。これからも気になるものがあれば観るかも。

以下、個人的に感じたことです。
①東大名誉教授が反日排除の側に立っているのは驚いた。何となく賢い人間はいないイメージだったので、もはや発生するべくして発生してる思想団体なんだなと。考えを改めた。
②別に反日排除思想の人たちがいてもいいんですよね。もしその人たちが支持されて政権を取って、変な方向に行ったとしてもそれが民主主義の帰結なのだから、しょうがない。しかし、その前提として表現の自由は絶対に守られなければならない。国民が異なる複数の考えに触れて、自由意志に基づいて決定する、これが民主主義の根幹であるはず。表現の自由の重要さを再認識させられた。
③教科書という点で見れば、学問の自由に反するのではないか、いろいろ考えさせられた。一つ言えるのは、政治家の影響力が増しているということ、そして結局政治家を決めるのは国民ですから、選挙の影響力が増しているということ。しかし、選挙の投票率が年々低下している中で、この動きは必ずしも好ましいとは言えないが、投票率の低さは国民の責任ですからそこは自己責任かなと。今回の映画を見て決心したのは、これからも必ず選挙には行こうということ。死ぬまでに戦争は起きてほしくないからね。
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