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グッバイ・クルエル・ワールドのmarucoのレビュー・感想・評価

3.3
グッバイ・クルエル・ワールド観た。

このcruelは残酷という意味らしい。
辞書で調べたから間違いないと思う。

斎藤工は映画館で観たん初めてやった。
エゲツない役やった。そのうち、
どっかええとこ出してきよるやろ、
そんな期待を見事に裏切りよった。
よう見たら可愛いお目々してんのに…笑

本作、
かなりのワルでも、
根っからのワルと違うヤツは、
本息で、素で笑ろたら、
その笑顔は殊の外、素敵やねんな。
私にはこの笑ろてる二人の顔は、
泣けるほど良かった。

そして、あと、
極悪人がどいつもこいつも、
彼らのことを「ガキ、ガキ、」言うてたそのガキと言われる宮沢こまいさんですか?え、?違う?
ひお?それは知らんかった。
このね、氷魚と書いてmarucoは
こまいと言う北海道の干物を知ってる。
カッチンカッチンに干してある魚やな。
これをね、軽く炙って醤油にちょちょっとつけて食べてみい、噛んでみい、
しがんでみい。美味しいねん。
但し言うとくけど歯の強い人でないと
無理やで。
私差し歯なの、俺は入れ歯だぜ、
そんな方々は食禁やで。
取れたり外れたりしたら医者代かかる。
えらいこっちゃからね。

そうかわかった!この人のばやいは、
氷魚ひおと読むんやね。憶えとこ。
そしてもうひとりフランス人形みたいに
可愛い女性、脚が長くて真っ直ぐでね、この人が玉城ティナさん。
この2人、好演していたけど、
哀しいことに、
なんちゅうか、
もはや「ガキ」には見えへんねんな。
言うならば若い男女やってんなぁ。
もし、「ガキ」にこだわるならば、
この際ほんまもんのガキ、
無理やったらガキに見える俳優を起用したらもっと臨場感と深みが出たと思う。

そして三浦友和が扮したオッサン…、
ボソボソとずっと何か言うてる。
面白かった。
講釈師見てきたようなウソをつき、
こんな俳句があったけど、
この人は何でも教えたがりで…(笑)
だけどこれが意外と的を射ており、
marucoにも勉強になったなぁ。
憎めない輩やったなぁ。

そして西島秀俊はやっぱりそこまでの
悪人感はない。哀しい運命に翻弄される男をさもありなん彼らしくそつなく演じた。大森南朋、鶴見辰吾、片岡礼子さん
やっばり巧い人だと思った。

あと、奥野瑛太…、💓
やっぱりこの人、大好きです。
一度観たら忘れがたい魅力を感じてた。
これからも注視したい。

またまた長くなってしもたけど、
宮川大輔は同じ関西人としてええ味出してて褒めてあげたい、
そんな思いがした。

マタアワセテクダサイ
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