marucoさんの映画レビュー・感想・評価

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死に損なった男(2024年製作の映画)

5.0

暗い表情の方達の入場、
ぽつりぽつりの観覧席、

タイトルが“死に損なった男”
私は女性やけど男性のお1人様鑑賞には若干の孤独と侘しさが漂う。
(いつもの独りよがりです)

そして私は本作が好きでした
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愛を耕すひと(2023年製作の映画)

5.0

退役軍人のケーレン大尉(マッツ・ミケルセン)は天涯孤独の冷血漢のように見えます。
そんな彼にも残虐非道の殺人鬼デ・シンケルなる地元有力者から逃げ出した誠実な使用人夫婦や親に棄てられた少女アンマイ・ムス
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Brother ブラザー 富都(プドゥ)のふたり/アバンとアディ(2023年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

兄の名をアバン、
弟の名をアディ、
この二人の兄弟がマレーシアの
スラム地区で過酷に生きる。
死んだように生きる。
咎められ苛まれながら生きる。
四六時中悲壮感と悲愴感にまみれた物語に私の心が痛む、そ
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BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~(2025年製作の映画)

5.0

GACKTのこんなんが観とうてね、
今日仕事帰りに観てきました。

もうねGACKTの胸が妙に大きいてね喧嘩するときも白のタンクトップ着てるねんけどまるで女の人みたいやねん😅、
もちろんお顔はメイクし
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ザ・ルーム・ネクスト・ドア(2024年製作の映画)

5.0

先ずはオープニングから、

イングリッド(ジュリアン・ムーア)の
唇の色めにびっくりする。
浮き立つように真っ赤っ赤だった。
イングリッドの友人も同じように唇には赤い色を付けてる。


本作は私が想像
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(2025年製作の映画)

5.0

渡辺儀助に扮した長塚京三さん、
俳優歴50年
映画主演12年ぶり、
marucoは、もはや涙腺がゆるむ。

本作“敵”を劇場鑑賞し、
物語の前半と後半の印象が激しく
異ることに驚く。
私は前半の渡辺儀
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トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(2024年製作の映画)

5.0

香港映画、
とにかく驚いた…、
圧巻の一言やった。
紛れもなくアクション映画、
これがカンフー映画の真髄、
真骨頂なんやろと痛感した

本作では、
憤怒と憎悪の気持をあおり立てる
煽情的な部分と…、
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ブラックバード、ブラックベリー、私は私。/ブラックバード、ブラックバード、ブラックベリー(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

48歳処女、エテロ…、
エテコ🦧とちごて良かった。
ほんまは、
エカ・チャヴレイシュヴィリ、
と言う女優らしい。
またこれ、ややこしい名前や

へてからエテロ48歳にしてその処女を捧げる恋人役に、
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満ち足りた家族(2024年製作の映画)

5.0

かなり以前やけどとある評論家、コメンテーターて言うのかな?
若者達へ、
「人間はきれいなところも
汚いところもあるんだ、そしてそういう卑怯で弱い心が在ることを自覚して、そうならないように考えることが一
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劇映画 孤独のグルメ(2025年製作の映画)

2.9

私は孤独のグルメはテレビでしか、見たことがないです。しかもそれはいつも偶然に見ておりその幾度かの偶然を喜び愉しみ心躍る想いで見てました。

そして今回はそれを大きな銀幕で
観せてもらえる…らしい。だけ
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型破りな教室(2023年製作の映画)

5.0

本作で小学校6年の担任教師に扮した俳優はエウヘニオ・デルベス、
なんちゅー覚えにくい名前や😅、

コーダでは主役女性の音楽顧問の教師に扮した。私自身コーダでの先生役の彼にも深い印象を持っており、作中の
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リトル・ダンサー デジタルリマスター版(2000年製作の映画)

5.0

繊細で聡明な少年11歳のビリーは、ある日偶然目にしたバレエダンスに魅せられる。どうにもならない程に魅せられる。当時女性のものとされていたそんなバレエに傾倒していく11歳の息子に対し僅かな理解も示さず月>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

IMAXでの鑑賞は初体験でした。
とても楽しみにしてました。
難しいことは一切理解りませんが
IMAXに触れ一番心打たれたこと、
それは音響でした。
圧倒的な強さを感じました。

そしてストーリーとし
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ホワイトバード はじまりのワンダー(2024年製作の映画)

5.0

この、
“ホワイトバードはじまりのワンダー”には心惹かれるものがあった。
映画館での予告編を観てたからです。

前作(未鑑賞です)でのいじめっ子ジュリアンと、その祖母サラとの関わり方が素晴らしい。サラ
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ザ・バイクライダーズ(2023年製作の映画)

4.4

ザ・バイクライダーズ

恥ずかしいけど、
バイクは生まれて此の方、
一度も乗ったことない。
だけど劇場の予告編見たとき、
どことなく私の一番好きな監督、
タランティーノが浮かんだ。

本作は無謀に頑な
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正体(2024年製作の映画)

5.0

本心、正体、
ややこしいなぁ、

偶然テレビで川崎流星を見て“正体”は絶対観たろ❢こない思った。
流星は今幾つなんか知らんけど高校生に扮した彼は幼さも残る見事な表情を見せた💐。
空手世界一の、流星の持
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

5.0

大きく深く感動した。
素晴らしかった💐

ポール・メスカルで良かった!
いや違う、ルシアスには、
ポール・メスカルしかいない❢と思った。
彼の持つ決して目立つことなき
もの静かで質実な雰囲気に、寧ろ、
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

5.0

アル・パチーノに逢いたい…、ずっと想ってた。そして正確には二度目の“スカーフェイス”との再会に嬉しくて嬉しくて電車の中でも心震えてた。

この度のスカーフェイスの劇伴に 
今更のごとく心打たれた。
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十一人の賊軍(2024年製作の映画)

5.0

俳優陣がもの凄く良かった✨✨✨
私には本作を観てて世間慣れしたり擦れた感じの役者はほぼ1人も見えへんかった。

揺るぎなき魅力の俳優、
山田孝之仲野太賀は好きです。
そして個性の容貌の岡山天音。
彼ら
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太陽の少年 4Kレストア完全版(1994年製作の映画)

3.3

主軸を担う16歳少年チャオチュン、
彼はイメージ通りの好演を果たしたと思いました。が、やはりそこには劇伴の貢献度の大きさを感じました。観る前にはハンカチを2枚程用意してましたが残念ながらほぼいらんかっ
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

5.0

ずっとずっと観たい映画でした。
余計な言い訳は致しません。
ソン・ガンホをはじめ、こんなええ人達が出てくる作品を、銀幕でめぐり逢えたことに心から感謝します。
本当に有難うございました。
無知で食わず嫌
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

5.0

私は5年前、
経緯もいきさつも何一つ知らず
この“ジョーカー1”に出逢い、
衝撃的な作品に引き込まれ、
哀しみに心ズタズタにされつつ、
ジョーカーには心を遺したまま、
いました。

そして今日、待ちに
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花嫁はどこへ?(2024年製作の映画)

3.8

marucoの大好きなインド映画をやっと観れた。

これはね、二組の祝言を終えたばかりの花婿と花嫁がひょんなことからお披露目の為に、花婿の家に向かう雪隠詰めの列車の中で、お互いの新妻を取り違えるという
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甘い人生 4Kレストア版(2005年製作の映画)

4.3

[甘い人生]てか?
なんか素っ気ないタイトルや。
だけどそうではなかった、

それにしても意外やったし、
渋くてええ男やった。
しかもどっか品があった。
これがボスのキム・ヨンチョルやで
しかしこのロ
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犯罪都市 PUNISHMENT(2024年製作の映画)

4.0

主演マ・ドンソクの犯罪都市
久しぶりやった。

今回は四作目の鑑賞。
2022年作品なんか最高に面白かった。本作のドンソクは、
ちょっと太り過ぎか…、
お馴染みの荒いのは理解る。
だけど肝心の作品とし
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憐れみの3章(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

“憐れみの3章”の筋立は難し過ぎた

3章どころか一生かかっても、
自分には理解らんと思た。
そんな自分が情けないと思た。
でも大好きなエマ・ストーン
名優ウィレム・デフォー
この二人を観れたからええ
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

5.0

私が本作に最も魅了させられたもの
それは劇伴でした。
私の大好きな数種の和洋折衷の打楽器達の怒涛音そして、尺八と笛の繊細音。殊に打楽器が大好きな私には堪らなくボリューミーで感動の涙が落ちそうになるほど
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マミー(2024年製作の映画)

3.8

私はほんまは、
今の今現在の“ますみさん”に会いたかった。

言うとくけど、
今やMattの父真澄さんと違うで。かつて数多の顔ホクロもおそらく子息の影響でキレイに跡形も無く消えてると思う…えぇ?そんな
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うんこと死体の復権(2024年製作の映画)

5.0

自分の尻からポテっと落とした、まだほのあたたかいうんこは誰にも見られたない。そんなんしてるとこも見られたないわ!と思いつつ観てきたんやで、観たかったんやな😅

それは寄ってたかって他人に見られる。紫蘇
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モンキーマン(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

モンキーマン🦧
期待し過ぎたかも知れない。

ホテル・ムンバイ以来やった、
デヴ・パテルはええ俳優と想う。
両作とも給仕してた。
それが何か懐かしくほろっと来た。
だけどmarucoには頗る疲れた。
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ソウルの春(2023年製作の映画)

4.4

これほど男臭い作品とは知らんかった。
1979年大韓民国での某暗殺事件に端を発する。その緊迫感と臨場感と小者オヤジらの腹黒い覇権争い、
大好きなファン・ジョンミンの俳優としての大きさを想った。そして宿
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ボレロ 永遠の旋律(2024年製作の映画)

3.1

タン、タヵ、ターン〜~、
タリラリラリ、タンタヵターン
より、
タ〜リ〜ラ〜、
タリラリラ、タリラリラ、

はい、そうです❢

ラヴェルの“ボレロ”より、
フランシス・レイの“男と女”が
maruco
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このろくでもない世界で(2023年製作の映画)

4.9

勿体ない…、この一言に尽きる。
優しさを隠し持つ絶望の18歳青年。そして裏社会で孤独に生き存えるアニキ。そこに寄ってたかるカス、クズ、外道、
もはやここで生きる術は死んだように生きるしかない、
凶気そ
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越境者たち/ホワイト・サバイバル 越境者たち(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

失意のどん底にあるフランス人、
“サミュエル”をドゥニ・メノーシェ。そしてフランスへの亡命女性、
“チェレー”をザーラ・アミール・エブラヒミが演じた。

二人共大好きな俳優です。

酷寒のイタリアン・
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フェラーリ(2023年製作の映画)

5.0

オープニングからカーレーサーとしてのアダム・ドライバーの疾走感溢れる爆走シーンが観られる。それに気づいた時ものすごく嬉しかった、これが元レーサーのフェラーリ、エンツォ・フェラーリそのものやった
気がし
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フィリップ(2022年製作の映画)

5.0

“幸運は勇者に味方する”と言う。
今日、そんな言葉が浮かんだ。

私はこのフィリップを有無を言わせぬ天晴な男と感じ心から称え彼のすべてを受け容れる。絶対に死ぬと思ってた人間が死なないこと、生かしてもら
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