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その瞳に映るのはのkmgのレビュー・感想・評価

その瞳に映るのは(2021年製作の映画)
3.7
第二次世界大戦下でのイギリス軍がデンマークに仕掛けたカルタゴ作戦の中での誤爆という実話を基にした作品。
関係のない民間人を巻き込むなんて、って言う人が多いけど、いやそれはそうなんだけどね、だけどさ、相手が民間人でも兵士でも、だからといってそれが人を殺めていい理由にはならないよ。と思ってしまう。時代が少しずれてたり、生活していた環境が違っていたら、誰だって兵士にも民間人にもなり得るんじゃないのかな。みんな戦争が生んだ被害者だ


ここからはまったく映画関係ない日記です。気がついたことがあった。語弊を恐れずに言うとさ、ナチスとかホロコーストの映画をなんとなく好んで(というか自ら選んで)観ることが結構多くて。でもそれがなんでかっていうのが自分でもずっとわからなくていたのね。この映画見てたらね、あらすじの時点で報われない・救われないってわかっているから、下手に希望を持ったりしないで済むというか、安心して絶望できるというのが、なんか、そういう感覚がいいのかもなと思った。期待するとそれに応えるものがなかったときの悲しみとか絶望感が倍になるもんね。初めから期待しなくて済むというのは、悲しいけれど、ある意味心を余計に傷つけなくて済むかもなと思った
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