このレビューはネタバレを含みます
映画 スイート・マイホーム(2023)日本/113分
監督 齊藤工
脚本 倉持裕
原作 神津凛子
主演 窪田正孝 蓮佛美沙子 奈緒 中島歩
里々佳 吉田健悟 磯村アメリ
松角洋平 岩谷健司 根岸季衣
窪塚洋介
公開当時観れなかったけどようやく観れた。
結構早めのアマプラ見放題配信。
幸せなマイホーム買ったと思ったらやべぇ建築士1級の女に目をつけられて恐怖の生活を送る羽目になるお話。
確かに本田が黒幕っぽいなというのを序盤で分かっていたので犯人がメンヘラ極限状態本田になったのは「あぁやっぱりね」とはなったし屋根裏にまさか今まで潜んでいたとは思わなかった。本田を敵にするなら本当のヤバい奴にして欲しかった印象はある。
でももっと恐ろしかったのは、最後の最後で嫁が本田に殺された兄貴のように統合失調症になって、この世に存在しない何かに恐れて狂ってしまって、幽霊？を見れてしまうユキちゃん赤ん坊の目玉を白椿の枝で刺して血がポタポタと落ちていく戦慄のラストはさすがに怖すぎた。
白椿の花言葉は理想なのでじっくり見てみると登場人物の目指したい理想が浮き上がってきて恐ろしかった。
賢二のトラウマの閉所恐怖症のやつあまり意味ないと思う、視界が眩むというのがあまりパッと来なかった。
でも予想以上に良かったし全然悪くなくて魅入ってしまった。何より不気味な雰囲気がとても合っている。
ただ犯人が本当に分かりやすかったので伏線を分かりにくくしてほしかったのはある、ミスリードさせてるつもりなんだろうけどすぐ分かる。
浮気してる女が必要あったかどうかは知らんが。
エンディング直前のラストが本当に怖すぎた。
