このレビューはネタバレを含みます
abemaTVにて視聴。3作目とあって、ショートフィルムのスタイルにも大分慣れ、楽しめました。
簡単に気になった作品の感想を。
沙良ちゃんの休日
内容を知ったら何故こんなタイトルにしたのか？と疑問が湧く・・のもきっと狙いなんだろう。最初は突然子を失い、時間が止まった男の話かと思いきやそもそも子供自体が男の幻想であると気づいてぞっとした。同じ時間をグルグルとさまよい続ける男の不気味で難解な物語。
カレーがとにかく美味しそうだった。
GOOD NEWS
主演のお二人はお初。ということでものすごくフレッシュで魅力的。
お話は既視感もあったけど、上手くまとまってて最後の夏子ちゃんの嬉しさを抑えきれない表情が可愛くて切なかった。渡辺監督、お見事です♪
家族送
家族葬じゃなくて、家族送というタイトルにもこだわりが。
死を悼む、というより家族で力を合わせて”送る”ことを必死に楽しんで。
沢山のキャプションを入れてポップに仕上げてて、きっと実際はもっと大変だっただろうにと・・敬意。
サウネ
男のサウナ好きってこゆこと？と思ったり（笑）
男どもが恋バナに浮かれ、サウナで我慢大会を繰り広げ、マキタスポーツさんはいつもながら美味しい役で。
最後に張り紙が出て、祭りが終わった後のもの悲しさと湯上がりの熱が冷めていく感じが交錯する。
そこにいようとおもう
タクシーの後部座席に座り、憮然とした表情の男を定点カメラで追い続ける。最初は何故そうも不機嫌なのか、こちらもわからなかったな。
”そこ”じゃなくて”こっち”に来ない、いや、来れないもどかしさと苛立ちと、”そこ”でいいんだと思う肯定感と。
最後、ラーメン屋を訪れた彼に幸あれ。
