みぃりりの甘いプリン

さかなのこのみぃりりの甘いプリンのレビュー・感想・評価

さかなのこ(2022年製作の映画)
4.8
 大好きな沖田修一監督の映画が地元のちいさなシネコンで見られる幸福。
 ありがたい。


 クローズの世界にさかなクンさんを入れるとどうなるのか?
 敵味方関係なく全員可愛くなった。これが可愛さの渋滞ってヤツ?
 沖田修一監督は、おじさんやおばさんを可愛く描く。それは充分、存じてたけれども。(「南極料理人」や「滝を見にいく」など)
 監督の手にかかればヤンキーも可愛くなるのか。

 さかなクンさんの浮世離れした行動が周囲の人たちの気持ちを変えていって。
それが後々、さかなクンさんの人生も好転していく。のどかなBGMの中で、見ているこちはまで幸せになっていく。
 見終わった時に泣いていた。幸せに包まれてたせいだろう。

(ツボったところ)
・総長とカミソリもみーとの関係性。敵対して殴り合ってたのに、友人になってるし。
・チャリで爆走する赤と青
・アオニくん自慢のバタフライナイフがー😄
・さかなクンさんのお母さん役の井川遥さん。まさに菩薩。その説得力。
・両親は離婚したんだろうなぁ、って描き方。
・のんさんだし。そりゃあ助走つけて海に飛び込むよね。
・のんさん、後ろ姿までさかなクンの特徴捉えててすごい。
・のんさんだから、さかなクンさんの浮世離れっぷりが伝わってきたと思う。


(うーん🥺なシーン)
ギョギョおじさんが警察に連れて行かれるシーン。
穏便にすませてあげることはできなかったのかなぁ。

(よくわからなかったシーン)
・ヒヨが付き合ってるカノと高級レストランでさかなクンさんも交えて食事した意図は何?
 カノがさかなクンさんを見てどう反応するかで、彼女の内面を見ようとしたのかな。

※マイナスポイントは、生タコがキモかったから。