画はめっちゃ美しいのに、基本セックスの話しかしてないの、そういうねじれみたいなの、好き。
まず冒頭の病気であることを知らせる描写から良き。
超よくある診察室の、医者と向かいあって「あなたは...ガンです...」の会話がない時点でわかってんなーと。病院の前を歩かせて、その後知らないおばさんに告白する。しかもそのおばさんは「あたしに言ってくれんな」って感じで少しめんどくさそうに去っていくっていう。リアルってけっこうあんな感じだったりするからな。笑ってしまった。
しかし、チャン・リュルはほんとに女優選びのセンスがいいのぉ。
池松壮亮が、日本のメジャー映画よりこの映画の予算の方が多いって言ってて、ヌーンて気持ちになった。