あまりその類の映画は観たことないけど、フェイクドキュメンタリーのような体裁をとられていたことが、没入感を高めてくれた
明確なフィクションの前提がなされていたら、関心がそこまで保たれていない気がする
「あるかどうかはわからないものを追う者」を追いかける者というメタフィクション的構造
夢を追いかける無邪気さだけではない、見合ってるとは思えないリスクをとってまで探求するこの男の欲求ってなんなんだろう
オカルト的な方向に寄りすぎることなく、関心の対象が人間の探求欲に向かっていたのが好みだった
時々起こるバカバカしい出来事にも不謹慎ながら笑ってしまう
決していい人というわけではないけど、どういうわけか見入ってしまう人ってなぜかいる
そんな人を見事に表現していた
